(No.205)

パナマにおけるジカウイルス感染症
平成27年12月22日更新

 2015年12月14日、パナマの国際保健規則担当窓口(NFP)は汎アメリカ保健機構/世界保健機関
(PAHO/WHO)に対して新たに1 例のジカウイルス感染例を報告しました。
12月17日までに4例のジカウイルス感染がRT-PCR法により確定診断されています。4例とも女性で
年齢は25歳から59歳です。
ジカウイルス感染症に合致した症状がある合計95人の疑い例もクナ・ヤラ自治区のウストゥプ島と
Ogobsugun島とで報告されました。95例のうち4例がRT-PCR法でデング熱陽性でした。最初の
デング熱の症例はジカウイルス感染が確認される約2週間前に確定診断されました。残り91例のうち
30例はデング熱・チクングニア熱ともに陰性でした。疑い例は25歳から34歳の年齢層に最も多く
集中しており、女性が66%を占めています。

公衆衛生上の取り組み
パナマ保健当局は様々な公衆衛生の取り組みを行っています:
例えば3か国語(クナ語、スペイン語、英語)のリーフレットを作成し配布するなど、情報の提供、
教育、コミュニケーション活動やベクターコントロールの管理活動を行っています。


【出典】
 WHO, Emergencies preparedness, response.
 Zika virus infection – Panama,
 22 December 2015
 http://www.who.int/csr/don/22-december-2015-zika-panama/en/