(No.139)

中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)感染症-アラブ首長国連邦
2016年6月21日更新

 2016年6月16日に、アラブ首長国連邦の国際保健規則(IHR)担当窓口は世界保健機関(WHO)に対して、中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)感染確定例を新たに1人報告しました。

症例の詳細情報
・37歳の男性です。アラブ首長国連邦の国籍を持たないアブ・ダビの住民で、6月9日に発症し、11日に
 入院しました。患者は基礎疾患がなく、6月16日の検査の結果MERS-CoV陽性でした。発症前14日以内に
 その他の既知の危険因子への曝露歴について調査中です。患者は現在危篤状態にあり集中治療室で
 人工呼吸器の装着をしています。また接触した家族や医療機関における接触者の調査を実施しています。
  
 WHOには2012年9月以降、全世界で 1,762人のMERS-CoV感染確定例が報告されており、
そのうち629人が関連死しています。

※以下同文のため省略

【出典】
WHO, Emergencies preparedness, response
Middle East respiratory syndrome coronavirus (MERS-CoV) – United Arab Emirates

Disease outbreak news
21 June 2016
http://www.who.int/csr/don/21-june-2016-mers-uae/en/