(No.193)

ジカウイルス感染症の流行状況(25)
平成28年10月13日更新

 2016年10月13日、世界保健機関(WHO)はジカウイルス感染症の流行状況を更新しました。

更新情報
・初めて蚊媒介によるジカウイルス感染症の報告があった国または地域:
 o なし
・初めてジカウイルス感染症と関係する可能性の高い、または先天性の感染が示唆さ
 れる小頭症やその他の中枢神経(CNS)奇形が報告された国または地域:
 o なし
・初めてジカウイルス感染症と関係するギラン・バレー症候群(GBS)例が報告された国
 または地域:
 o なし

分析
・ 全体的には、世界的なリスク評価は変わっていません。
・ジカウイルスが流行していると思われる国々におけるジカウイルスに関連した合
 併症のリスクは、異なるウイルス遺伝子型間で関連するリスクやこれらのジカウ
 イルス流行地域での住民の免疫状態が不確定なため、大部分では知られておりま
 せん。後の問題に対処するために血清学的流行の研究が早急に必要です。

【出典】
Zika situation report
13 October 2016
Zika virus, Microcephaly and Guillain-Barré syndrome
http://www.who.int/emergencies/zika-virus/situation-report/13-october-2016/en/