(No.197)

ジカウイルス感染症の流行状況(27)
 平成28年10月27日更新

 2016年10月27日、世界保健機関(WHO)はジカウイルス感染症の流行状況を更新しました。

更新情報

・ 初めて蚊媒介によるジカウイルス感染症の報告があった国または地域:
 Ø なし
・ 初めてジカウイルス感染症と関係する可能性の高い、または先天性の感染が示唆される小頭症やその他の
 中枢神経(CNS)奇形が報告された国または地域:
 Ø なし
・ 初めてジカウイルス感染症と関係するギラン・バレー症候群(GBS)例が報告された国または地域:
 Ø なし
・ ベトナム保健省は一人の小頭症例を報告しており、その原因を明らかにするため、現在、検査が
 実施されています。
・ WHOによるジカウイルス研究に関する検討課題が公開されました。検討課題の目標として、ジカウイルス
 と合併症による影響を予防し減少させるために不可欠な公衆衛生指導を強化する裏付けの収集を
 支援することが挙げられています。この検討課題により、どのような重要研究領域に対してWHOが
 地球規模の活動を独自に実施し調整するべきかが明らかになります。
・ ジカに関する戦略的な対応計画の第4期の更新が発表されました。この更新情報では疫学的状況や対応、
 WHOや加盟国によって改訂された資金の主要な情報について提供します。

分析
●全体的には、世界的なリスク評価はかわっていません。

【出典】
Zika situation report
27 October 2016
http://www.who.int/emergencies/zika-virus/situation-report/27-october-2016/en/