(No.20)

ドミニカ共和国におけるジカウイルス感染症
2016年1月27日

 2016年1月23日、ドミニカ共和国の国際保健規則(IHR)担当窓口は、ジカウイルス感染確定例10人を
汎アメリカ保健機構/世界保健機関(PAHO/WHO)に報告しました。10人のうち8人は海外渡航歴が無く
現地での感染であり、残り2人はエルサルバドルからの輸入例です。居住地はサントドミンゴ首都地区、
サントドミンゴノルテ、インディペンデンシア州、サンタクルズバラオナ州です。10人中8人の年齢分布は
15~57歳で残りの2人は5歳未満の小児です。発症は1月3日~18日にかけてです。全ての患者には発熱と
発疹があり、8人には結膜炎、6人は倦怠感、頭痛、関節痛があり、5人には筋肉痛を認めています。患者の
検体は、検査のためにアメリカ合衆国疾病管理予防センター(CDC)に搬送され、逆転写ポリメラーゼ
連鎖反応(RT-PCR)により確定診断されました。

【出典】
WHO, Emergencies preparedness, response
Disease Outbreak News
Zika virus infection – Dominican Republic
27 January 2016
http://www.who.int/csr/don/27-january-2016-zika-dominican-republic/en/