(No.201)

ジカウイルス感染症の流行状況(29)
平成28年11月10日更新

 2016年11月10日、世界保健機関(WHO)はジカウイルス感染症の流行状況を更新しました。

更新情報
・ 初めて蚊媒介によるジカウイルス感染症の報告があった国または地域:
 モンセラト、パラオ
・ 初めてジカウイルス感染症と関係する可能性の高い、または先天性の感染が示唆される小頭症や
 その他の中枢神経(CNS)奇形が報告された国または地域:
 なし
・ 初めてジカウイルス感染症と関係するギラン・バレー症候群(GBS)例が報告された国または地域:
 なし
・ ジカウイルス及び小頭症、その他の神経学的疾患についての5回目の緊急委員会が2016年11月18日に
 開かれる予定です。

分析
・ 全体的には、世界的なリスク評価は変わっていません。ジカウイルスは媒介蚊が存在する地域に
 地理的に拡がり続けています。いくつかの国々または地域で報告されるジカウイルス感染の症例数が
 低下していますが、高レベルの警戒の維持が必要です。

【出典】
Zika situation report
10 November 2016
Zika virus, Microcephaly and Guillain-Barré syndrome
http://www.who.int/emergencies/zika-virus/situation-report/10-november-2016/en/