(No.214)

ジカウイルス感染症の流行状況(33)
平成28年12月8日更新

2016年12月8日、世界保健機関(WHO)はジカウイルス感染症の流行状況を更新しました。

更新情報
・初めて蚊媒介によるジカウイルス感染症の報告があった国または地域:
  なし
・初めてジカウイルス感染症と関係する可能性の高い、または先天性の感染が示唆される小頭症やその他の
 中枢神経(CNS)奇形が報告された国または地域:
  ニカラグア
・初めてジカウイルス感染症と関係するギラン・バレー症候群(GBS)例が報告された国または地域:
  なし

・12月1日、英国において初めてジカウイルスのヒト-ヒト感染が確認されました。患者は6ヶ月間他の国へ
 の渡航歴や症状がありませんでした。パートナーは最近ジカウイルスの流行国への渡航歴がありました。

分析
・全体的には、世界的なリスク評価は変わっていません。ジカウイルスは媒介蚊が存在する地域に地理的に
 拡がり続けています。いくつかの国や地域においてジカウイルス感染症例の報告数が減少していますが、
 依然として高レベルの警戒の維持が必要です。

【出典】
Zika situation report
8 December 2016
Zika virus, Microcephaly and Guillain-Barré syndrome
http://www.who.int/emergencies/zika-virus/situation-report/8-december-2016/en/