(No.220)

ジカウイルス感染症の流行状況(35)
平成28年12月23日更新

 2016年12月23日、世界保健機関(WHO)はジカウイルス感染症の流行状況を更新しました。

更新情報
・初めて蚊媒介によるジカウイルス感染症の報告があった国または地域:
  なし
・初めてジカウイルス感染症と関係する可能性の高い、または先天性の感染が示唆される小頭症やその他の
 中枢神経(CNS)奇形が報告された国または地域:
  なし
・初めてジカウイルス感染症と関係するギラン・バレー症候群(GBS)例が報告された国または地域:
  なし
・タンザニアでは新生児や発熱を呈する患者におけるジカウイルス感染の噂があることが確認されています。
 現在、この情報に対しての確認が行われており、WHOは、必要と考えられる更なる調査を同国が行ううえ
 での支援を提供する予定です。

分析
・全体的には、世界的なリスク評価は変わっていません。
・ジカウイルスは媒介蚊が存在する地域に地理的に拡がり続けています。いくつかの国や地域においてジカ
 ウイルス感染症例の報告数が減少していますが、依然として高レベルの警戒の維持が必要です。

【出典】
Zika situation report
23 December 2016
Zika virus, Microcephaly and Guillain-Barré syndrome
http://www.who.int/emergencies/zika-virus/situation-report/23-december-2016/en/