(No.27)

ブラジルにおけるギラン・バレー症候群
2016年2月8日

 2016年1月22日、ブラジルの国際保健規則(IHR)担当窓口は、汎アメリカ保健機構/世界保健機関
(PAHO/WHO)に対して、国家レベルで記録されているギラン・バレー症候群(GBS)の増加を
報告しました。

 病院をベースとしたサーベイランスシステムからのデータによって、2015年1月から2015年11月の
間に、全国から1,708人のGBS症例が登録されたことが明らかになりました。多くの州で著しい増加が
報告された(特にアラゴアス州 (516.7%)、バイア州 (196.1%)、 リオ・グランデ・ド・ノルテ州
(108.7%)、ピアウイ州(108.3%)、エスピリト・サント州(78.6%), リオ・デ・ジャネイロ州(60.9%)
一方で、その他の州では2014年と比べてGBS症例数は変化がないか、減少さえ認めた州もありました。
ブラジルのほとんどの州は、ジカウイルス感染症、チクングニア熱、デング熱の流行を経験しています。

【出典】
WHO, Emergencies preparedness, response.
Guillain-Barré syndrome – Brazil
8 February 2016
http://www.who.int/csr/don/8-february-2016-gbs-brazil/en/