(No.13)

中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)感染症-サウジアラビア
2017年2月10日更新

 2017年1月10日から2月3日の間に、サウジアラビア国際保健規則(IHR)担当窓口は新たに4人の死亡を含む17人の中東呼吸器症候群(MERS-CoV)感染確定例を報告しました。過去に報告された患者3人(既報2017年1月26日の1例目と2例目、1月17日の6例目)が死亡したことも加えて報告しました。
 各患者の詳細が書かれた一覧表は出典先よりダウンロードできます。
 患者17人のうち医療従事者は1人です(5例目)。サウジアラビアが既報2107年1月26日で報告したブライダ市でのアウトブレイクは限局しており現在は終了しています。合計6人がこの病院でのアウトブレイクに関与しています。すべての接触者は14日間経過観察され、新たな患者は確認されていません。
 WHOには2012年9月以降、全世界で1,905人のMERS-CoV感染確定例が報告されており、そのうち677人が関連死しています。

【出典】
Emergencies preparedness, response
Middle East respiratory syndrome coronavirus (MERS-CoV) – Saudi Arabia
Disease outbreak news
10 February 2017
http://www.who.int/csr/don/10-february-2017-mers-saudi-arabia/en/