海外感染症情報

　2017年6月16日から6月23日の間に、サウジアラビア国際保健規則(IHR)担当窓口は新たに2例の死亡例を含む7人の中東呼吸器症候群コロナウイルス（MERS-CoV）感染例を報告しました。また以前に報告にあった4例の死亡について報告しました。

症例の詳細情報
　各患者の詳細が書かれた一覧表は出典先よりダウンロードできます。
　新たに報告された7人のうち3人についてはWHO-DON2017年6月13日（関西空港検疫所海外感染症情報2017年-50）の第1集団とWHO-DON2017年6月19日（関西空港検疫所海外感染症情報2017年-53）の第3集団と関連しています。

第1集団
　リヤド州リヤド市のこの集団感染の中で新たに2人の患者が報告されました。総数34人の診断確定患者がこの集団と関連してWHOに報告されたことになります。

第2集団
　WHO-DON2017年6月13日に第2集団として報告されたこの集団と関連した新たな患者は報告されていません。

第3集団
　リヤド州リヤド市で発生したこの集団感染では新たに1人の患者が報告されました。総数9人の診断確定患者がこの集団と関連して発生したことになります。

　WHOには現在までに全世界で2,036人のMERS-CoV感染確定例が報告されており、そのうち少なくとも710人が関連死しています。

【出典】Emergencies preparedness, response
Middle East respiratory syndrome coronavirus (MERS-CoV) – Saudi Arabia
Disease outbreak news　28 June 2017
http://www.who.int/csr/don/28-june-2017-mers-saudi-arabia/en/