(No.72)

チクングニア熱-スーダン
2018年10月23日更新

 2018年5月31日、スーダンの紅海州保健省(SMOH)は、紅海州のSwakinから4人のチクングニア熱疑い患者を報告しました。(患者の)徴候や症状は、発熱、頭痛、関節の痛みと腫脹、筋肉痛および/または歩行困難などの突然の発症でした。

 2018年8月8日、チクングニア熱の最初の疑い患者が(紅海州に)隣接するカッサラ州から報告されました。患者は紅海州からの男性旅行者でした。それ以降、カッサラ州の3つの地域(カッサラ、西カッサラ、ルーラルカッサラ)から患者が報告されています。8月10日に24の血液検体が採取され、首都ハルツームにある国立公衆衛生研究所(NPHL)のPCRおよびELISA検査で22検体がチクングニアウイルス陽性でした。9月9日、新たに100検体が採取され、10群に分けてプールされています:プールした血液の50%がチクングニアとデングウイルスの混合に陽性であり、すべてのプールした血液がチクングニアウイルス陽性でした。

 2018年5月31日から10月2日まで、7つの州(カッサラ州、紅海州、ガダーレフ州、ナイル川州、北部州、南ダルフール州、およびハルツーム州)で合計13,978人がチクングニアに感染しており、そのうち95%がカッサラ州からです。入院や死亡について公式の報告はありません。報告された患者のおよそ7%が5歳未満の子供で、60%が女性でした。

【出典】
Emergencies preparedness, response
Chikungunya -Sudan
Disease outbreak news 15 October 2018
http://www.who.int/csr/don/15-october-2018-chikungunya-sudan/en/