(No.23)

ワクチン由来ポリオウイルス1型-パプアニューギニア

2019年2月20日更新

 2018年6月26日パプアニューギニアでは、初発例と接触した健康人2名から伝播型ワクチン由来ポリオウイルス1型(cVDPV1)が検査室診断で確認されたため、cVDPV1の流行宣言が出されました。この流行宣言以降、計26人のcVDPV1確定患者が9つの州から報告されています。すなわち東部山岳州(6)、エンガ州(5)、東セピック州(4)、マダン州(3)、モロベ州(3)、ジワカ州(2)、湾岸州(1)、南部山岳州(1)、首都地区(NCD)(1)です。検査室で確定された最新の患者は、2018年10月下旬に麻痺を発症したと報告されました。ポートモレスビーとラエ(注.モロベ州の州都.モロベ州は人口国内2位)では隔月で環境監視が続けられ、活動性のある急性弛緩性麻痺(AFP)患者調査を補完しています。

【出典】
Circulating vaccine-derived poliovirus type 1 - Papua New Guinea
Disease outbreak news
20 February 2019
https://www.who.int/csr/don/20-February-2019-polio-png/en/