感染症情報

海外での注意 食べ物と水について

 旅行先での病気の多くが、食べ物や水、飲み物からうつります。

●手をこまめによく洗いましょう

 病原微生物は、ヒトの手やからだ、動物のからだ、土や地面、川や湖や海など、あらゆるところに潜んでいます。それらから食べ物に付いたり自分の手に付いたりして、自分の口に入ります

 手に付いてしまった病原微生物が口に入ることを防ぐために、こまめに手をよく洗いましょう
 特に海外で何かを飲んだり食べたりする直前には、必ず清潔な水道水と石けんでたっぷりと手を洗いましょう。水道水が清潔ではなかった場合は、手洗いの後で手のアルコール消毒も行いましょう。ジェル状の携帯用アルコール消毒剤などが市販されていますので、日本から持参しましょう。

●生水、安全でない水道水は決して飲まないようにしましょう

 「海外では生水は飲まない」ということは広く知られていることです。生水とは、煮沸していない水(水道水など)のことを指します。

 日本の水道は消毒や水質管理が厳格にされており、国内のどの地域でも水道水をそのままでも安全に飲むことができます。
 しかし、海外の殆どの国・地域では、水道水に何らかの病原微生物が混ざっているおそれがあり、水道水を生水のままで(煮沸しないで)飲むことは危険です

 海外では、しっかりと蓋が封印されたボトル詰め(ペットボトル、ガラス瓶など)のミネラルウォーターを購入して飲むようにしましょう。
 歯磨きうがいにもそうしたミネラルウォーターを使いましょう。

 やむを得ず水道水を飲む場合は、1分間以上煮沸(沸騰)させてから湯冷ましを飲みましょう。なお、標高が高ければ高いほど煮沸時間は長くする必要があります。
 煮沸が難しい場合は、飲料水用の消毒剤を使用しましょう。これは決められた量を生水に混ぜることで安全に飲めるようになるものです。

●氷を使わない、氷入り飲料を飲まないようにしましょう

 海外では殆どの場合、氷は生水のままの水道水から作られています。氷を作る程度の低温では、大半の病原微生物は死滅しません。
 決して氷は使わない、氷入り飲料は買ったり注文したりしないようにしましょう。

●十分に火が通ったものを食べましょう

 殆どの病原微生物は、十分な温度で十分な時間加熱すれば、死滅します。レストランなどでは十分加熱された料理を注文しましょう。

 ただし、いったん加熱された料理でも、時間が経って冷めることで再び病原微生物が増殖します。ビュッフェなどでは、高温で保存されているか冷蔵されている食材を選びましょう。
 また、加熱した食材が、生の食材と隣り合って接していないかもよく確かめましょう。

●生野菜、サラダ、切って出された果物は避けましょう

 新鮮な生野菜やサラダも、水道水で洗われていればやはり病原微生物が付いているおそれがあります

 また、切って出された果物(カットフルーツ)は、洗った水道水やカットした包丁、調理した人の手などに病原微生物が付いているおそれがあります

 海外では生野菜やサラダは極力避けましょう。また果物は皮が付いたままのものを購入し、まず手とナイフを石けんでよく洗い、次に安全な水で皮の表面をよく洗ってから、自分自身で皮を剥いて食べるようにしましょう。

【参考】

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