海外感染症情報 リンク集 サイトマップ 免責事項著作権
横浜検疫所
お知らせ 予防接種のご案内 横浜検疫所情報 輸入食品情報 輸入食品・検疫検査センター
ホーム
> 輸入食品・検疫検査センター > 残留農薬・動物用医薬品の検査
輸入食品・検査検疫センター

輸入食品・検疫検査センター
輸入食品の検査
→ 残留農薬・動物用医薬品の検査
→ 有害・有毒物質の検査
→ 器具・容器包装・おもちゃの検査
→ 遺伝子組換え食品の検査
→ 微生物の検査
感染症の検査
信頼性確保部門

過去五年間の検査実績 PDFダウンロード
残留農薬・動物用医薬品の検査
 農薬は、農作物を害する病害虫、雑草などを防除あるいは制御して作物を保護し、農業の生産性を高める為に使用されます。
主に殺虫剤、殺ソ剤、殺菌剤、殺ダニ剤、除草剤、植物成長調整剤等の用途に用いられます。
 動物用医薬品は、畜水産動物の病気の治療や予防のために投与したり、畜水産動物の飼育環境を衛生的に保持する為に使用する薬物で、抗生物質、合成抗菌剤、ホルモン剤、内寄生虫剤等として用いられています。 
 残留農薬・動物用医薬品の検査は、有機溶剤等で抽出を行い、脱脂操作や固相カラム等を用いて精製をします。それをガスクロマトグラフ質量分析計(GC/MS、GC/MS/MS)や高速液体クロマトグラフ質量分析計(LC/MS/MS)等の高度な分析機器により、一度に多くの物質を測定しています。
食品の種類
<農薬> <動物用医薬品>
野菜、果実、穀類、豆類、種実類、
茶、香辛料、 加工食品
畜産物、水産物
検査項目
<農薬>
 有機リン系、有機塩素系、カーバメート系、ピレスロイド系、酸アミノ系、ジカルボキシイミド系、
トリアジン系、その他 … 計約230項目
<動物用医薬品>
 テトラサイクリン系、マクロライド系等の抗生物質、ニュ−キノロン系等の抗菌剤、ニトロフラン類、ゼラノール等のホルモン剤、クレンブテロール等の繁殖用剤、その他 … 計約60項目
検査の流れ
粉砕

 食品の種類毎に検査する部位が決められており、それらの部位を採り、細切した後、フ−ドプロセッサ−等の粉砕機を用いて試験品を均一にします。
 
↓    
抽出

 均一にした試験品を専用の容器に量り採り、アセトニトリル、酢酸エチル、アセトン等の有機溶媒を加え、攪拌しながら目的の農薬等を抽出します。
 
↓    
濃縮

 抽出液をロ−タリ−エバポレ−タ−等の濃縮装置で減圧しながら、有機溶媒を蒸発させて抽出液を適切な量まで濃縮します。
 
↓    
精製

 固相カラムを用いて濃縮した抽出液に含まれる分析の妨害となる食品由来の成分を取り除きます。
 これにより、微量の農薬等も検出できるようになり ます。
 
↓    
測定

 目的の農薬等の性質によって、分析に使用する機器が決まっています。物質の質量を分析できるGC/MS、GC/MS/MS、LC/MS/MS等の高度な分析機器を用いて測定しています。測定は自動運転されており、夜間 も行っています。
 
↓    
解析

 分析機器のコンピュータからデ−タを読み出し、目的の農薬等が検出されていないかを確認します。検出されている場合にはその量を計算します。
 
このページのトップへ
横浜検疫所 Copyright Yokohama Quarantine Station's All rights reserved.
横浜検疫所