海外感染症情報 (NO.9)
平成23年2月2日
関西空港検疫所
コートジボワールでの黄熱発生について(2)
 

201121日 ― コートジボワールでは、国際保健機関(WHO)および国際連合児童基金(UNICEF)の協力を得た同国保健省主導の下、70万人以上に対し黄熱予防接種が行われました。
 121日から28日にかけて行われた黄熱予防接種キャンペーンでは、同国中部のカティオラ県とベオウミ県、北部のセグエラ県とマンコノ県の対象住民のうち88%が予防接種を受けたことが、WHOの調査で確認されました。
 13日、同国からWHOに対し黄熱疑い症例の報告があり、17日にダカールのパスツール研究所で確認されています。この流行により健康被害のあった地域は以下の通りです。セグエラ県(14例、うち死亡10例)、マンコノ県(1例)、ベオウミ県(18例、うち死亡9例)、カティオラ県(46例、うち死亡16例)。

(平成23年2月1日 WHO情報)