2012年9月22日、英国はサウジアラビアとカタールへ渡航歴があり、腎不全を伴う急性呼吸器症候群の患者1人について、WHOへ報告しました。英国健康保護局（HPA）で患者の検体の検査が行われ、新たなコロナウイルスと確認されました。
HPAはこの患者から分離されたウイルスと、オランダのエラスムス大学医療センターで以前解読された配列とを比較しました。オランダで分離されたウイルスは、今年初めに死亡した60歳のサウジアラビア人の肺組織から得られたものです。この比較によって、1つのヌクレオチドが不一致でしたが、99.5%が同一であることがわかりました。
現在までに、このウイルスが分離されたのはこの2件の報告のみです。
WHOはいかなる渡航制限も推奨していません。
詳しくは下記のホームページをご覧ください。
● 新着情報
英国で新たなコロナウイルス感染症が確認されました（2012年9月24日）
https://www.forth.go.jp/topics/2012/09241011.html
● 医療従事者向け情報 最新ニュース
英国で確認された新たなコロナウイルス感染症について（2012年9月26日）
https://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/2012/09261107.html