JOHAC 海外勤務健康センター 研究情報部



JOHAC(海外勤務健康管理センター)は独立行政法人労働者健康福祉機構の中で、海外勤務者の健康管理に貢献してきた組織です。 JOHACは平成22年3月に閉鎖されましたが、 FORTHでは旧JOHACホームページ情報の一部を転載しています。 JOHAC関連情報のご利用にあたっては、閉鎖以降の情報更新はなく、今後も更新される予定はないことをご了承ください。このため、情報内容が現状と異なっている可能性がございますので、ご利用にあたっては他の方法でのご確認もお願いいたします。
  • 国別情報
    • 巡回都市の情報(アンケート結果)
    • 海外医療事情アンケート一覧
  • 海外の医療
    • 海外の医療(受診の心がまえ)
  • 薬について
    • 海外の大衆薬

国名 インドネシア 都市名 バタム

(本資料は2005年度の海外巡回健康相談に際して得られた情報です)

医療事情

<受診制度>

  • 日本と同じく開業医、診療所、病院へ本人の希望で自由に受診可能です。

<開業医に関して>

  • 予約が必要な場合もあります。
  • 診察に要する時間(通常の場合)は、待ち時間を含めて30分以上はかかります。
  • いわゆる家庭医(ホームドクター)制度はありません。
  • 土曜、休日でも当番医に診てもらえる制度があります。
  • 検査、レントゲンは開業医ではできないので、別の場所へ移動して受ける必要があります。

<病院に関して>

  • 受診するのに開業医の紹介は不要です。

<救急医療に関して>

  • 救急車は24時間いつでも依頼出来ます。   
  • 救急車を呼ぶ時の電話番号は 118 です。
  • 救急車は有料です。    
  • 急病になった時日本語で相談できる機関は今のところありません。
  • 夜間救急外来は、診察を受けるのに1時間以上かかる場合もあります。

<専門医に関して>

  • 専門医を受診すると開業医に比べ、100%の割増し料金がかかります。

<薬品に関して>

  • 薬は開業医、病院の外来でもらう事ができます。
  • 町中の薬局で処方箋に応じて買うことができます。
  • 処方せんがないと抗生剤、鎮静剤、鎮痛剤、下痢止めは購入することができません。
  • 多くの日本人は、現地で購入できる医薬品では、不十分に感じ、日本からの薬品の郵送を希望している状況です。

<その他>

  • 日本人がよく利用する医療機関
  • 医療機関名:BIPクリニック(バタム工業団地内)               
  • 日本語での受診は不可能です。
  • 多くの人が、日本人専門診療所の開設を希望している状況です。
  • 当地で問題となっている疾病は、以下のものです。
    1. デング熱
    2. 下痢
    3. マラリア
    4. 肝炎
    5.                       
    6. 鳥インフルエンザ
  • 病気、ケガをした場合現地医療機関での治療に満足している人は少ない状況です。現地邦人が不満に感じている点として、以下の事が挙げられています。
    1. 医療施設が不備
    2. 消毒、処置等が不潔である
    3. ドクターのレベルが低い
    4. 医薬品の不備
Coryright Japan Overseas Health Administration Center.All right reserved.