黄熱等の予防接種の注意事項

(1)アレルギー体質の方へ
 ワクチン(黄熱ワクチン等)によっては、卵、鶏肉、ゼラチンの成分が含まれています。
卵、鶏肉、ゼラチンにアレルギーがある方は、必ず事前にご相談下さい。

(2)予防接種ができない方
 現在、何らかの病気にかかっている方、服薬している方、または体調によっては、予防接種が
できない場合があります。予防接種申し込みに際し、主治医の許可を得てから、ご連絡下さい。

(3)1ヶ月以内に他の予防接種を受けた方、または、今後受ける予定のある方へ
・生ワクチン(黄熱、麻疹、風しん、水痘、おたふくかぜ、BCG等)接種後は、
 他のワクチン接種まで4週間以上、
・不活性ワクチン(狂犬病、日本脳炎、A型肝炎、B型肝炎、インフルエンザ等)、
 トキソイド(ジフテリア・破傷風等)接種後は、他のワクチン接種まで1週間以上、
間隔を空けて下さい。

(4)黄熱の証明書について
 黄熱予防接種証明書は予防接種を受けた当日に発行しますが、有効日は接種日の10日後から
となりますので、日にちに余裕を持って接種するようにして下さい。
なお、これまで10年間であった有効期限は2016年7月11日より1回の接種で生涯有効となりました。詳しくはこちらをご覧いただくか、当所検疫課に電話でご相談ください。

(5)黄熱の接種年齢について
 原則として1歳以上に接種を行います。年齢の上限はありませんが、60歳以上では、副反応発生リスクが高まるとする報告があります。接種を希望される場合には、医師と相談の上、副反応の
リスクを十分にご理解ください。
*米国での黄熱予防接種副反応年齢調査(年齢別の接種者10万人当たりの重篤な副反応発現率)
 25~44歳:0.28人/10万人
 65~74歳:3.5人/10万人(12.3倍)
 75歳以上:9.1人/10万人(32倍)

(6)同時接種について
 同時接種はしていません。また午前中に他の医療機関で異なるワクチンを接種して、午後に黄熱を接種するというような同日接種はできません。

(7)妊娠について
 黄熱及び麻疹は、生ワクチンのため、接種後2ヶ月間は妊娠を避けるようにして下さい。

(8)当日体調不良の場合について
 接種当日に風邪症状や体温が37.5度以上ある方は、接種ができないことがありますので、
必ずご連絡お願いします。

(9)予防接種証明書の再発行について
 予防接種証明書の再発行を希望される場合は、本人から接種を実施した検疫所へご連絡下さい。
接種したことが確認できれば、来所していただき再発行の手続きを行います。再発行料として
880円分の収入印紙が必要となります。