記事日付 | 20090107 |
タイトル | 黄熱の流行−シエラレオネ |
国名 | シエラレオネ   |
感染症名 | 黄熱 |
概要 | 2008年12月12日、シエラレオネ保健省は、Bo地区のGerihun と Jembeにおいて、黄熱の確定患者を2例報告した。この2例はともに、黄熱サーベイランスシステムによって報告され、発熱と黄疸を呈していた。さらに、7例の疑い患者が報告された。現在まで、死亡者は発生していない。 |
和文 | 2008年12月12日、シエラレオネ保健省は、Bo地区のGerihun と Jembeにおいて、黄熱の確定患者を2例報告した。この2例はともに、黄熱サーベイランスシステムによって報告され、発熱と黄疸を呈していた。さらに、7例の疑い患者が報告された。現在まで、死亡者は発生していない。 集団発生の調査に基づき、Bo地区では、527,978人を対象とした大規模な予防接種キャンペーンが実施される予定である。このキャンペーンは2009年1月10日に計画されている。保健省は、大規模な予防接種キャンペーンを行うため、ワクチン予防接種世界同盟(GAVI Alliance)の資金提供を受け、黄熱制圧のためのワクチン供給の国際調整グループ(YF-ICG)によって管理されている世界的な緊急備蓄用のワクチンを要請した。 初発患者はJembe村の28歳男性で、発症日は2008年の10月7日であった。2例目の患者は11歳の男児で、出血熱の症状を呈した。彼の発症日は2008年11月13日であった。2例とも、WHOの黄熱地域検査機関となっている、ダカール(Dakar)のパスツール研究所で、他の出血熱との鑑別診断が実施され、確定診断された。 |
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