感染症速報詳細

記事日付 20090107
タイトル 鳥インフルエンザ-中国:(北京)、WHO、ヒト(03)
国名 中国    
感染症名 鳥インフルエンザ
概要 [1] 北京在住の19才の女性が鳥インフルエンザウイルス感染により死亡
和文 http://www.who.int/csr/don/2009_01_07a/en/index.html
中国衛生省は、新たなH5N1型鳥インフルエンザ感染患者を報告した。患者は、北京・Chaoyang 地区の19才の女性である。この女性は、2008年12月24日に発症して入院し、2009年1月5日に死亡した。女性の感染は、国立研究所で確認された。この患者には、発病前の家禽との接触歴があった。全ての患者との接触者は健康監視下にある。これまで全員の健康に問題はない。中国で確認された31人の患者のうち、21人が死亡した。
[2] 感染源は、河北省で購入したカモの処理と見られている
情報源:Xinhua News Agency [Chinese]、2009年1月7日。
http://news.xinhuanet.com/newscenter/2009-01/07/content_10617743.htm
2009年1月6日、北京でH5N1型高病原性鳥インフルエンザによるヒトの死亡が発生した。この患者には、河北省Sanhe市のYanjiao
Xinggong Marketで購入した、処分されたばかりのカモ肉を購入していたとの情報がある。2008年12月7日(2009年1月7日の間違い?)現在、Sanhe City域内では、いかなる鳥インフルエンザも発生していないとの市当局からの情報を得ている。
[ModCP注-追加情報(中国紙 http://www.afinance.cn/new/gncj/200901/172856.html)によると、この患者は、もともと福健省Putian市出身で、2008年2月に北京に移住し、市内Chaoyang 地区のSanjianfang East Villageに住んでいた。患者の知人が2008年12月9日に河北省Yanjiao Qingong Marketで生きたカモ9羽を購入し、(カモは)その場で処分されたものの、北京の患者の自宅で下処理(clean)が行われた。河北省で購入したカモによって感染したものと見られ、北京の患者の自宅付近や福健省の実家周辺ではないようである。この患者は、同じ出所の複数のカモを購入した数人のうちの1人であるが、この19才の女性をのぞけば、ほかには誰もH5N1型鳥インフルエンザウイルスには感染していない。]
地図 the districts of Beijing http://www.drben.net/ChinaReport/Beijing/MapsofBeijing/Doncheng_District/Beijing_DongCheng_District_Maps-All.html

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