記事日付 | 20090107 |
タイトル | 狂犬病-英国:北アイルランド:ヒト 南アフリカからの輸入 |
国名 | 英国 |
感染症名 | 狂犬病 |
概要 | 南アフリカの動物保護施設での就業中に狂犬病に感染したと見られる |
和文 | http://www.telegraph.co.uk/health/healthnews/4144781/Woman-dies-after-contracting-rabies-in-African-animal-sanctuary.html アフリカの動物保護施設での仕事中に女性1名が狂犬病に感染し、英国では4年ぶりとなる同ウイルス感染による死亡例となった。北アイルランドNorthern Ireland出身のこの女性は、2008年12月に狂犬病感染と診断された後、集中治療室で危険な状態となっていた。直ちに処置が行われなければ死を免れない狂犬病ウイルスに、この女性は、面倒を見ていた狂犬病感染のイヌによる擦過傷か咬傷により感染したと見られている。この女性は、ここ数年の間に何度もアフリカを旅行しているが、最後となった2008年3月の旅行からの帰国の数ヶ月後から体調を崩していた。...1946年以降、23人の英国人が海外で狂犬病に感染している。最近では、2005年にインドのゴアGoaでイヌの咬傷を受け感染した女性が、リバプールLiberpoolの病院で死亡している。このベルファストBelfastの患者が感染した時期は、南アフリカの動物保護施設で仕事をしていた、2006年12月にまで遡ると見られている。2匹のイヌを引き離そうとして擦過傷を受けたときの詳細な様子を自宅に電子メールで伝えている。うち1頭は、後に口から泡をふいたため、処分されている。30歳代のこの女性は、Cats Protection centre at Dundonald [ Northern Ireland 北アイルランド]で、養子縁組のマネジャーとして働いていた。同地域で狂犬病の感染が出たのは、70年ぶりのことである。...英国国内において、最後にイヌの狂犬病に感染してヒトが死亡したのは、1902年のことである。 [ModCP注-想定されている驚くほど長い潜伏期間については、しかし決して例外的なものではなく、恐らくこの女性の診断の遅れによるものと思われる。この患者のワクチン接種状況については記載されていないが、南アフリカでのイヌの咬傷後に、曝露後接種のための受診はしていないものと思われる。この狂犬病の地方病感染国において、ハイリスクの環境にあることから、動物保護施設での就業前に曝露前接種を受けておくべきであった。] 地図 Northern Ireland and the city of Belfast http://healthmap.org/promed/en?g=2641364&v=54.5,-6.5,5 |
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