感染症速報詳細

記事日付 20090111
タイトル 麻疹-英国:(イングランドENG、ウェールスWLS)
国名 英国    
感染症名 麻疹
概要 [1] England と Walesの麻疹患者数は、2008年、最高記録となり、新たな感染流行も懸念されている
和文 http://www.guardian.co.uk/society/2009/jan/09/measles-record-numbers
England と Walesの麻疹患者数は、2008年、最高記録となり、新たな感染流行も懸念されている。同地方では、2008年1月から11月にかけて、1217人の麻疹患者が発生し、13年ぶりの記録となった。13年間で1000人を超えたのは初めてであり、2007年の1年間の麻疹患者数は900人だった。11月だけで115人を記録するなど、秋に入って患者数は急増した。不安材料として、この月の患者の3/4が、以前から知られている、the West Midlandsのロンドンやイングランドの北西および南東部などの発生中心地以外で麻疹と診断されていることがある。患者の大多数は、保育園、小中学校などでの麻疹感染流行に関係した患者であった。また、the West Midlands and the southeastの移動民族(集団)での感染流行も発生している。...
[2] The North West での発生
情報源: Rochdaleonline 、2009年1月9日。
http://www.rochdaleonline.co.uk/news-features/2/community-news/18415/north-west-is-measels-capital-outside-london
The North West [region of England] は、ロンドン以外の麻疹感染の中心地の汚名を着せられている。当局は、Greater Manchester and Rochdaleで、2008年10月から11月にかけて、過去最高の麻疹感染患者が記録されたことを受け、保護者らに対し、こどもにMCC [MMR?] vaccine接種を受けさせるよう呼びかけている。2008年のはじめの11ヶ月間にthe North Westでは、ロンドン以外のどこよりも多い152人の患者が記録された一方、ロンドンでは652人の患者が発生した。ところが、10月と11月を見ると、the North West の患者62人に対して、ロンドンは56人となっている。...
[3] 2008年11月、EnglandおよびWalesでは、115人の麻疹感染が確定診断されている
情報源:Health Protection Agency Report, Vol.3, No.1、2009年1月9日。
http://www.hpa.org.uk/hpr/archives/2009/news0109.htm#msles
2008年11月、EnglandおよびWalesでは、115人の麻疹感染が確定診断されている。2ヶ月前からの増加はそれぞれ、83人および72人であった。患者数の増加は主にロンドン以外での増加によるものである:Londonは月別では年間最低数であった[グラフあり]。暫定的ながら、検査で確認された2008年の麻疹患者数は、11月末までで1217人であり、2007年1年間の麻疹患者数990人を超えた。oral fluid test陽性により確定され報告された麻疹患者の割合は、ロンドンでは21%、 Englandの他の地方とWalesでは27%であった。11月の患者の大部分は North West, South East and West Midlands regionsに集中していた。...施設での流行との関連性、65%が15歳以下であったこと、2つのthe D4 genotype (MVs/Enfield/14.07およびMVs/Chester/38.08)の感染循環のことなど、原文参照願います

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