感染症速報詳細
| 記事日付 | 20090113 |
| タイトル | Mycobacterium fortuitum-ブラジル:(サンパウロSP)、豊胸術breast implant |
| 国名 | ブラジル |
| 感染症名 | Mycobacteriumfortuitum |
| 概要 | [1] _Mycobacterium fortuitum_に感染したことが確認された患者は9人で、すべて豊胸術などの美容整形手術を受けていた。 |
| 和文 | http://www.puc-campinas.edu.br/servicos/detalhe.asp?id=39487 カンピナスCampinas [in the state of Sao Paulo, Brazil]の保健監視局は、市内の術後患者において、増殖の早い抗酸菌感染が発生していることに関して、注意を促すtechnical note を発行した。12月4日までに_Mycobacterium fortuitum_に感染したことが確認された患者は9人(あと1人について調査中)で、すべて豊胸術などの美容整形手術を受けていた。Indaiatuba [also in the state of Sao Paulo, Brazil]でも、別に2人の同様の患者が確認されている。患者らが手術を施行されたのは、2008年7月以降のことであるが、初めてこの問題が報告されたのは、11月初めになってからのことである。... [2] 抗酸菌感染を疑われている13人は、人工豊胸術の術後に発生した。 情報源:Abril.com [in Portuguese]、2009年1月6日。 http://www.abril.com.br/noticias/ciencia-saude/sao-paulo-tem-24-registros-infeccao-micobacterias-228888.shtml 2008年12月8日、Sao Paulo State内で合計24人が、増殖の早い抗酸菌感染を疑われている。このうち13人は、人工豊胸術の術後に発生した。... [3] 市内では11人の女性の感染が確認されている 情報源:Cosmo, Brazil Anhanguera News Agency [in Portuguese]、2009年1月9日。 http://www.cosmo.com.br/noticia/18425/2009-01-09/surto-de-micobacteria-soma-mais-um-caso-em-campinas.html 今週、Campinas [Sao Paulo state] において、新たな抗酸菌感染例が確認された。ほかに感染が疑われる3人についても調査されている。2008年3月以降、市内では11人の女性の感染が確認されている。... [Mod.ML注-[_Mycobacterium fortuitum_ は、non-tuberculous mycobacterium (NTM 非結核性抗酸菌、すなわちthe _M. tuberculosis_ complex以外のグループ)である。 _Mycobacterium fortuitum_ は成長の早い NTM species (RGM)で、agar plates 上の培養で7日以内に発育する。Non-pigmented RGM は、the _M. fortuitum_ complex に属し、 _M. fortuitum_ と the _M.chelonae/abscessus_ group画布組まれる。The intermediately growing NTM (中間発育型)には、 _M. marinum_ and _M.gordonae_があり、染色され、agar plates上でのmature growth(完全発育?)に7-10日間を要する。Slowly growing(遅発育型) NTM には、_M. kansasii_ and _M. avium/intracellulare_ complex があり、7日間以上のmature growth on agar plates期間を要する。_M. fortuitum_は、市中感染による皮膚および軟部組織感染症の原因菌となり、生来健康であった人の外傷後に起こることが多く、ネイルサロンでの足浴による汚染により発生した例がある。...長文 |
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