記事日付 | 20090117 |
タイトル | 鳥インフルエンザ-ネパール:(05)、初の感染流行 |
国名 | ネパール   |
感染症名 | 鳥インフルエンザ |
概要 | [1] ジャパJhapaで鳥インフルエンザ感染流行発生 |
和文 | http://www.kantipuronline.com/kolnews.php?nid=175656 ネパール東部ジャパJhapa地区のKakarbhittaで、国内初となる鳥インフルエンザウイルスが確認された。鳥インフルエンザウイルス感染の発生を受け、政府当局は15日、発生地の半径3km圏内の鳥類の処分を決めた。Mechi Municipality-10, Kakarbhittaから持ち込まれるニワトリの6/7にあたる家禽で鳥インフルエンザの感染が確認されたため、政府議会は10km圏内を'an emergency area,'と定め、家禽を処分することに決めた。... [2] Nepal reports 1st H5N1 bird flu outbreak 情報源: Reuters 、2009年1月16日。 http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/DEL133818.htm ネパール政府当局は16日、家禽においてH5N1鳥インフルエンザが確認されたことを明らかにした。ヒマラヤ地方にあるこの国で同ウイルスが検出されたのは初めてのことで、国内南東部において、処分作業が急がれている。ニワトリとカモからウイルスが検出され、H5N1ウイルスであることが確定したと、農業省が答えた。鳥インフルエンザが報告されたのは、ネパール南東部の人口密集地の町Kakarvittaの家禽で、同地域は災害発生地域area crisis-hitに指定されたことが明らかにされた。この感染流行の発生の中心となった地域は、2008年以降、断続的な家禽での同ウイルスによる感染流行対策に悩まされている、インドのWest Bengal州に近接している。広報担当者によると、発生地域内でヒトでの感染症状は見られていない。鳥インフルエンザウイルスはインドから持ち込まれた可能性があると述べた。Kakarvittaから半径3km圏内で、5日以内に13000羽の家禽の処分を完了すべく、獣医学担当者らが派遣された。..当局によると、約1週間前にKakarvitta において、庭先飼育の家禽ばかり12羽が原因不明の死亡となったことを受け、死鳥7羽をロンドンの検査機関に検査目的に送付していた。16日、確定診断の結果を得たことから、感染流行対策に対する国際支援を求めているとしている。隣国のインドでは、2006年に初めての感染流行発生以来、ウイルス封じ込めのために数百万羽のニワトリとカモの処分を行ってきたが、ヒトでの感染は報告されていない。ネパールの当局者は、ネパール政府はインド政府に対して、インド・West Bengal州で鳥インフルエンザウイルス感染流行後に移動禁止令が発令されたにもかかわらず、ヒマラヤにある同国へ家禽製品が密輸されていることに対して、これを止めさせるよう協力を求めている。WHOによると、2003年にアジアで鳥インフルエンザが再興して以来、15カ国で390人以上がH5N1鳥インフルエンザに感染し、このうち247人以上が死亡している。 [Mod.AS注-下記のマップで、最近発生したインド北東部のDarjeeling(West Bengal)での感染流行が、ネパール国境付近であったことが判る。] OIEのマップ http://www.oie.int/wahis/public.php?selected_start_day=1&selected_start_month=1&selected_start_year=2008&selected_end_day=31&selected_end_month=12&selected_end_year=2009&page=disease_outbreak_map&date_submit=OK |
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