感染症速報詳細

記事日付 20090120
タイトル 鳥インフルエンザ-中国:(貴州省、山東省)、ヒト(10)
国名 中国    
感染症名 鳥インフルエンザ
概要 [4] 山東省
山東省で、27才女性が鳥インフルエンザにより死亡した
和文 http://www.shanghaidaily.com/sp/article/2009/200901/20090119/article_388549.htm
中国東部・山東省で、27才女性が鳥インフルエンザにより死亡し、1月に国内でH5N1ウイルスにより死亡した患者は2人となったと、17日に当局者が発表した。同日の早い時間には、このほかにも[湖南省で感染したが]山西省で治療中の2才の女児がウイルスに感染し、危険な状態であることが明らかにされていた。この山東省の女性は、省都の済南市在住で、5日に発病して17日に死亡した。政府CDCは、17日にこの女性の死亡原因はH5N1鳥インフルエンザウイルスの感染であったことを確認している。女性の接触は健康監視が行われているが、異常は発見されていない。この症例は、WHOに報告されている。山西省では、2才の女児1名が湖南省で同じ鳥インフルエンザウイルスに感染したことが、17日に確認された。女児との接触者67人は感染の症状がないことが確認されている。この女児は中央部・湖南省で7日に発病したが、11日に自宅のある山東省の病院を受診した。衛生省は自らのウェブサイト上で、この女児が状態が悪化したため、新たな病院に移送されたとしている。同省は女児の感染経路については明らかにしていない。2007年5月以降、湖南省における鳥類の鳥インフルエンザウイルス感染流行の報告はない。現在女児は危険な状態である。...これより早い時期としては、5日、首都近郊の河北省の市場でカモを購入した19才の女性が北京で死亡している。中国ではおよそ1年ぶりの感染患者発生となった。専門家らによると、10-3月までの冷涼な季節はウイルスの活動性が増すため、Huangでの感染患者発生は予想されたものであったが、家禽を監視するウイルスサーベイランスシステムの綻びも指摘している。
[ModCP注-およそ1年間の患者発生のない時期があった後、2009年初から中国国内において、4例のA/H5N1鳥インフルエンザウイルス感染者が報告された:北京在住の19才女性:湖南省で感染したが、山西省で治療中の現在危険な状態にある2才女児;山東省の死亡した27才女性;そして、今回の貴州省の今も危険な状態にある16才の学生である。各症例に関連性はなく、接触者への感染拡大も認められていない。患者のうち3例には、感染した家禽との接触が確認されている。中国政府当局は、26日からの旧正月の休暇に向け、生きた家禽の売買に対する監視を強化している。政府当局は、休暇が近づき、家禽の売買と移動が増えることにより、感染流行発生のリスクが高まると警告してきた。中国国内で感染が確定した患者はこれまでで35人となった。]
地図 the provinces of China http://www.sacu.org/provmap.html

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