感染症速報詳細

記事日付 20090215
タイトル 狂犬病-米国:(ケンタッキーKY州)、ウマ、スカンク
国名 米国    
感染症名 狂犬病
概要 ケンタッキーKentucky州でウマの狂犬病感染発生
和文 http://www.thehorse.com/ViewArticle.aspx?ID=13604
ケンタッキーKentucky州レキシントンLexingtonのHamilton Lane/North Yarnallton Pike地区のウマ1頭について行われた、狂犬病検査の結果が陽性となったことを、郡保健当局が明らかにした。このサブレッドは5日に疝痛colic様の症状を見せ始め、ウマの病院で試験開腹(手術)を受けた。手術後の隔離された状態で次第に凶暴な行動が見られたため、安楽死させられた。11日、検査の結果、狂犬病であることが判明した。ヒトへの曝露の程度については現在調査が進められている。... Abbeywood Road周辺では、2月8-14日の週に、1匹のスカンクが狂犬病の検査で陽性となった。これ以前に、Spurr Road近郊の牧場の別のスカンク1匹も、狂犬病の検査が陽性となった。この事例では、スカンクを退治しようとした男性1名が咬傷を受けている。2009年、郡内では合計5件の狂犬病が確認されており、すでに2008年の年間発生件数を1例上回っている。ケンタッキー州では、全てのイヌ、ネコ、フェレットには、毎年の狂犬病ワクチン接種が義務づけられている。ウマの狂犬病の臨床症状は、colicなどの様々な別の疾患に見えることがある。2006年にCDCが報告したウマの狂犬病は53例である。上記URLのサイトから、Webinar (Web-based seminar) on rabies(along with a transcript, presented by Steve Reed, DVM, Dipl. ACVIM)の情報を得ることが可能である。
[ModTG注-This moderatorは以前より、ウマやその他の家畜に対して、shown or handled(見せ物でも食用でも?)に関係なく、狂犬病ワクチン接種を行うよう提唱してきた。ヒトや貴重な動物までも命が奪われることに比べれば、非常に安い保険である。大型の動物が狂犬病にかかると、診断がつくまでに大勢のヒトが曝露する。これは、我々ヒトを含め大型の動物では、狂犬病が他の疾患と似ている(間違われる)ためである]
地図 the state of Kentucky http://geology.com/cities-map/kentucky.shtml

原文リンク