記事日付 | 20090213 |
タイトル | 鳥インフルエンザ-インドネシア:(バリBA)、ヒト(35)、疑い |
国名 | インドネシア   |
感染症名 | 鳥インフルエンザ |
概要 | 闘鶏の村で鳥インフルエンザ発生 |
和文 | http://www.thejakartapost.com/news/2009/02/11/avian-flu-detected-cockfighting-village.html 闘鶏で知られるJagapati村(Badung,バリ Bali島]で、鳥インフルエンザに感染したと見られる男性1名が自宅安静となっている。当局は同地域内の家禽の処分を行っている。この20才の男性は、同紙の取材時に寝室で横たわっていた。治療に当たっている現地医師は、同地域で鳥インフルエンザの感染流行発生が疑われているとの報告から数日後の、9日からインフルエンザの症状を発症したと述べた。男性には鳥インフルエンザ感染が疑われる場合の治療に必要なタミフルを服用させ、5時間ごとに経過を観察していると説明した。症状の軽快が見られるものの鳥インフルエンザは否定できないとし、9日にジャカルタに送付された血液検体の検査結果を待っていると述べた。2007年8月にH5N1ウイルスに感染し死亡したと考えられている29才の女性の死亡以来のバリBali島での鳥インフルエンザ感染(患者発生)となる。鳥インフルエンザウイルスは、Badung Animal Husbandry and Fisheries Agencyで家禽15羽が突然にほとんど同時に死亡したとの報告があった4日に初めて確認された。死亡したトリの検査で鳥インフルエンザ感染が陽性となった。当局はその後133羽の家禽を処分し、最終的には180羽が処分されることとなっている。...家禽の免疫力が低下する雨期との関連性と、ジャワJava から Jagapatiに持ち込まれた闘鶏用のニワトリの感染の可能性が示唆されている。 バリ島当局は、許可のない生きた動物の持ち込みや闘鶏を禁止しているが、闘鶏に関しては、今も宗教上あるいはスポーツとしての伝統に守られ、島ではstaple(大事)にされている。一方で、2008年後半の狂犬病ウイルスの発生確認以来、動物の移動禁止は徹底して実施されているようである。しかし当局者は、感染した家禽が、狂犬病騒動以前に持ち込まれて発見を逃れた恐れは十分にあるとしている。... [Mod.CP注-今回のBali島の鳥インフルエンザ感染が疑われる患者の発生は、2007年以来である。検査室での検査結果はまだ得られておらず、患者の状態もそれほど重篤ではない。地域の家禽で鳥インフルエンザが確認されていることが、(この男性の)鳥インフルエンザ感染が疑われている主な理由である] 地図 Badung district in the centre of the island of Bali http://www.baliguide.com/bali_map.html |
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