記事日付 | 20090207 |
タイトル | 麻疹-スイス:(ボー VD) |
国名 | スイス   |
感染症名 | 麻疹 |
概要 | Vaud(ボー): measles outbreak "unprecedented(未曾有)" |
和文 | http://genevalunch.com/2009/02/05/vaud-measles-outbreak-unprecedented/ The Ecole Rudolf Steiner [in Crissier]校(ローザンヌLausanne近郊 [in the canton Vaud])は、17人の麻疹患者について報告し、2日間で報告された患者数は22人になったことが分かった。感染流行を監視する医師によれば、今回の感染流行は"unprecedented" であり、同医師は死亡する可能性もあるこの疾患の感染拡大防止対策に乗り出した。2009年1月29日には、生来健康であった12才のフランス人少女が、ジュネーブGenevaの大学病院the University Hospitals (HUG)で、麻疹の合併症である脳炎により死亡している。 [Mod.CP注-スイスは、他の欧州諸国に比べてワクチンによる予防接種率が低く、教育または宗教上の理由で接種を拒否する集団もあるため、近年、多くの麻疹感染流行が発生している。スイスのそのような学校では、予防接種を受けていなくても出席が許可されるが、麻疹ウイルスとの接触が確認された場合は、21日間自宅待機を命ぜられる。成人や労働者にも同じことが適用されている。今回の感染流行では、anthroposophic communities(シュタイナー学校のこと?)がリスクグループであると考えられる。このようなグループの保護者の多くは、こどもにthe MMR [measles麻疹, mumpsムンプス, rubella風疹] ワクチンの接種をうけさせないことを選ぶ。哲学者Rudolf Steiner (1861-1925)の書物に基づくAnthroposophyでは、自然界に満ちているdivine spark(神の活力?)を学びながら発達することを目指す。Anthroposophical doctors(医師)は、体内の治癒力(innate healing wisdom)を高める、自然療法に重点を置き、抗生物質、解熱剤、ワクチンの使用は、個人が選択した時に限り使用する。多くの欧州諸国では、麻疹は排除または封じ込められた状態にあるが、今も公衆衛生上の優先課題である。] 地図1 the Swiss cantons http://www.lib.utexas.edu/maps/europe/switzerland_admin_2000.jpg 地図2 Crissier in the canton of Vaud, to the northwest of Lausanne http://healthmap.org/promed/en?g=2661072&v=46.8,8.2,7 |
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