感染症速報詳細

記事日付 20090220
タイトル ラッサ熱-英国:マリから 死亡
国名 英国    
感染症名 ラッサ熱
概要 ラッサ熱による死亡発生後のリスクはない
和文 http://news.bbc.co.uk/1/hi/england/london/7898756.stm
ロンドンLondonの病院において、1人のラッサ熱Lassa fever患者が死亡したが、市民に対する影響はないと保健当局が述べた。The Health Protection Agency (HPA 健康保護局) 当局は、University College Hospital(病院)での死亡患者は弧発例であり、アフリカでの労働者であったと述べた。当局は、マリに滞在していたこの患者と接触のあった、職員や医療関係者の同定に取り組んでいる。病院の入院患者や見舞客・受診者にはリスクはないと、HPAは説明している。2008年1月、ナイジェリアを旅行したロンドン在住の66才の男性1名が、London's Royal Free Hospitalにおいてラッサ熱により死亡している。ラッサ熱は、ナイジェリア・シエラレオネ・リベリア・ギニア・中央アフリカ共和国に地方病感染するウイルスを原因とする疾患である。...
[Mod.注-Lassa feverは人獣共通感染症で、感染動物との接触からヒトに感染する。ウイルスを保有する動物の宿主は、齧歯類マストミス属the genus _Mastomys_, the "multimammate rat(多乳房ラット)"である(photograph of a multimammate rat http://i127.photobucket.com/albums/p145/hawthornrats/other%20pets/multis/DSCF4892.jpg )。Lassa virusに感染した動物(マストミス)は発症することなく、尿および糞の中にウイルスを排出する。ヒトからヒトへ感染伝播する可能性もある。Lassa feverは、西アフリカの多くの国々で地方病感染しているが、欧州に輸入されることは、ごくまれである。2009年2月の間に(1人は1月?)、アフリカでLassa feverウイルスに感染し、ロンドンの病院で死亡した2人目の患者が発生したことは驚きである。ナイジェリアから、最近のLassa feverウイルス感染増加を示唆する報告がある(20090218.0669)]

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