記事日付 | 20090306 |
タイトル | プリオン病-英国:最新状況2009(03) |
国名 | 英国   |
感染症名 | プリオン病 |
概要 | [1] 英国: National CJD Surveillance Unit - monthly statistics as of 2 Mar 2009 |
和文 | http://www.cjd.ed.ac.uk/figures.htm 変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)の疑いでエジンバラのCJD surveillance unitに紹介された患者数と、vCJD(ウシの海綿状脳症BSEとの関連が考えられている)による死亡と確定又はほぼ確定と見なされた症例数は、前回の月報時と変化がない。つまり確定又はほぼ確定のvCJD死亡数は164人のままで変化がない。4人の患者は現在生存しているため、合計の確定又はほぼ確定のvCJD患者数は168人である。英国で最初のvCJD症例は1995年に認められ、患者数が多かったのは2000年の28人、次いで2001年の20人、2002年17人, 2003年18人, 2004年9人, 2005年5人 , 2006年5人, 2007年5人, 2008年1人 2009年はこれまでに認められていない。すべてのタイプのCJDに関しては、2日現在、英国ではこれまでに14人の紹介患者、 3例のsporadic CJD, 1例のfamilial CJD, 1例のiatrogenic CJD, そしてGSSとvCJDは0例認められている。 cf. 言葉の解説(動物衛生研究所のサイトより抜粋http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/bse/cdc_paul.html) CJD - Creutzfeldt-Jacob Disease:クロイツフェルト・ヤコブ病(人における初老期痴呆を起こすTSE) vCJD:変異型CJD(BSE狂牛病が人に感染したもの、またはCJDでなくなった患者さんの角膜や脳硬膜を移植された人で発症した例) TSE (Transmissible spongiform encephalopathy)(伝達性海綿状脳症):一つの動物から,別の動物に伝播することの出来る病気であり,スポンジと類似した変化を脳に作る疾病。 Sporadic cases(散発例):発症した人の遺伝子の変異とは関係のないCJD症例(恐らく他のTSEも)。また,感染材料の接種とも関係のない症例。 Iatrogenic cases(医原病の症例):患者に病気を医療行為として成長ホルモン接種結果,発症したと思われるCJVの症例。 Gerstmann-Straussler-Scheinker:人の家族性のTSEであり,プリオン遺伝子の特異変異と関連している。 |
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