記事日付 | 20090307 |
タイトル | 進行性炎症性神経症-米国:2007-2008、豚肉工場従業員 |
国名 | 米国   |
感染症名 | 進行性炎症性神経症 |
概要 | ブタの脳の除去作業中の微粒子による、作業員の神経障害 |
和文 | http://tinyurl.com/b92muo Rochester, MinnesotaのMayo Clinicの研究によると、豚肉製造工場の作業員は、2年前(2007年)、ブタから脳を取り除くときに出る生物の微粒子organic mistに触れ、稀な神経障害を認めた。その後彼らの症状は改善しているが未だ症状は残っている。ミネソタMinnesota州、AustinのQuality Pork Processorsやインディアナ州の他の工場の最前線の作業員は、ブタの脳を取り出すために圧縮した空気を使用しており、慢性的な炎症性の脱髄性多発神経障害(複数の神経を傷害し、しびれや疼痛、衰弱を四肢に生じる)を認めた。CDCによると、脳摘出のために圧縮空気を使用している米国内の豚肉工場は、3ヶ所のみで: インディアナIndiana州とミネソタMinnesota州にあるこれらの工場と、あと1ヶ所ネブラスカNebraska州の工場であった。いずれも自主的この作業工程を中止した。The Mayo studyによると、ステロイドのような免疫治療をうけた作業員のうち、17人中16人で効果が認められており、12人には著効したことが、2009年4月の神経学会で発表されることになっている。治療を受けなかった6人の作業員も、その作業を止め、症状は改善している。 |
原文リンク |