記事日付 | 20090309 |
タイトル | デング熱-南アメリカ:カリブ海 |
国名 | 南アメリカ   |
感染症名 | デング熱 |
概要 | |
和文 | http://www.paho.org/spanish/ad/dpc/cd/eid-eer-ew.htm 2009年疫学第8週[epidemiological week EW8、〜2009年2月]までのデング患者数 / 人口10万人当たりの発病率 / デング出血熱DHF & 合併症を伴った症例数 / 死亡者数 / 死亡率% / ウイルスタイプ ボリビア 36 758 / 337 / 108 / 20 / 18.5 percent / DEN 1,2,3 ブラジル 30 008 / 17 / 71 / 3 / 4.2 percent / DEN 1,2,3 パラグアイ 679 / 12 / 0 / 0 / 0 percent / DEN 1,3 [Mod.TY注-死亡率の違いは各国間で大きく異なり、ボリビアでは、ブラジルの5倍にもなっている。ボリビアでのこの高い死亡率の原因は不明、おそらく報告されていなかったり、治療されていなかったりする症例があるのではと思われる。また、悪性度の高いデングウイルスやデング出血熱となる患者が多い傾向も、国によって異なる理由としては考えられるが、十分に症例報告がなされていないことの可能性が最も高い] ボリビア:各地域で、10万人当たり、デング臨床症状を経験している人の率は: Pando (1285), Santa Cruz de la Sierra (1105), Tarija (600), Beni (393) Cochabamba (214) アウトブレイクの傾向は増加を続けており、このアウトブレイクは人口の多い地域で起こっている。Santa Cruzでは200万人の人々が住んでおり、そのためアウトブレイクが広がる可能性がある。 パラグアイ:各地域で、10万人当たり、デング臨床症状を経験している人の率は: Concepcion (61.0), Amambay (24.1), Bloqueron (3.6), Caaguazu (3.3), Central (1.6), Asuncion (1.5)。今年は患者数が増加傾向であるが、第8週EWには減少している。アウトブレイクの発見が早く、その対応が強化されている。 ブラジル:国内全体の10万人当たりの発病率は低い(17.3%)にもかかわらず、州別の発病率はそれとは異なった現実を示している: Acre (514.4), Roraima (322.0), Espiritu Santo (29.0), Amapa(73.0), Bahia (47.7), Minas Gerais (22.9) 患者の約71%はこれらの州に集中している 。Roraima州における発病率は、州がデングウイルス4型の存在するベネズエラとの国境に位置するために、疫学的に重要である。4型はこれまでにブラジルで認められたことはない。 カリブ海subregionでのデングアウトブレイク 今年第8週EW現在のデング患者数 [2009年2月まで] / 人口10万人当たりの発病率 / デング出血熱DHF & 合併症を伴った症例数 / 死亡者数 / 死亡率% / ウイルスタイプ St. Bartholomew 46 / 575.0 / 0 / 0 / 0 / DEN 1,2 French Guiana 807 / 474.7 / 1 / 1 / 1 percent / DEN 1,2,4 St. Martin 68 / 161.9 / 0 / 0 / 0 percent / DEN 1,2,4 Guyana 665 / 87.1 / 1 / 1 / 1 percent / not identified Suriname 103 / 24.4 / 0 / 0 / 0 percent / not identified 仏領ギニア:デング流行は今年第1週より始まり、ほとんどすべての地域municipalitiesに流行している: Sur L'Ile de Cayenne, Korou and St. Laurent 第6週EWまでに807人の患者が報告されている 昨年(2008年)1年間の合計患者数は704人 サンマルタン と St. Bartolome (St. Barth):サンマルタンではデングアウトブレイクが昨年(2008年)9月(EW 39)に始まり、St. Bartholomewでは同年の第43週EWに始まった その後、ウイルスは広がり、デング患者が増えていた。今年(2009年)第7週EW以降には、予測患者数は有意に減少し、散発的な感染のみで、流行の終わりとなっている。 ガイアナ:Minister of Healthによると、2009年これまでに807人のデング患者が報告され、2008年1年間の合計患者数665人よりも多くなっている スリナム:2009年初め以降、報告された患者数はこれまでの年よりも多い(2009年1月以降103人の疑い患者が認められているが、2008年は1年間で405人、2007年には303人) ウイルスの血清型は不明 前回スリナムでデング流行が認められたのは2005年 (1571人の疑い患者) 地図1 these 2 islands in the Caribbean http://www.caribbean-direct.com/St-Barth-Direct/Maps/STBmapsM.html 地図2 http://www.worldatlas.com/webimage/countrys/namerica/caribb/stmartin.htm |
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