記事日付 | 20090310 |
タイトル | Salmonella infantis(乳幼児サルモネラ症)-イスラエル:有病率の相対的増加 |
国名 | イスラエル   |
感染症名 | Salmonellainfantis |
概要 | _Salmonella infantis_, increased morbidity |
和文 | 1995年以降、イスラエルでは有意に継続的なサルモネラ症患者の減少が観察されている (10万人当たり87人から37人) 。著しい減少は_S. typhimurium_ と _S. enteritidis_に関連がある。しかしながら、エルサレムJerusalemのCentral State Laboratoriesとthe National Salmonella Center)からの報告によると、分離されるサルモネラ菌種のうち_S. infantis_ の割合に、有意な相対的増加が認められている。この傾向は2007年に始まり、_S. infantis_がイスラエルで最も多いサルモネラ菌種(17%) になった2008年に増強している。分子解析により新しい[_S. infantis_]クローンが進化していることが判明した。このクローンは2004年以前には認められなかった。すべての検査検体の分離されたものから、そしてすべての地域で確認されているように思われる。イスラエルCentre for Disease Control (ICDC)で行われたセンチネル(動向の指標となる)サンプルの分析によると、2007年末以降、_S. infantis_感染の有意義な増加が観察されているらしい 可能性のある、このような変化の説明 1. 家禽の予防接種など、古くから知られるタイプ (_S. enteritidis_, _S. typhimurium_)の対策が強化された背景の中で、_S. infantis_のような新しいタイプの広がりが増強された 2. このタイプの、その種に特有な、生来の疫学的特徴により相対的発生率の増加となった |
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