感染症速報詳細

記事日付 20090312
タイトル サルモネラ症 -フィンランド:Tennessee
国名 フィンランド    
感染症名 サルモネラ症
概要 [1] ブタの飼料からサルモネラ菌が検出された
和文 http://www.evira.fi/portal/en/plant_production_and_feeds/current_issues/?id=1649
RaisioにあるRehuraisio Oy factoryのブタの飼料Yhdistelma-Tiiviste (タンパク濃縮物)からサルモネラ菌が認められた。これは、卵を生産している2カ所の養鶏所や、家禽飼料タンパク濃縮物Kanatiiviste Herkkuから以前認められたことのあるサルモネラ菌_Salmonella Tennessee_と同様の株ではないかと考えられている。専門家らは、2009年1月15日以後にRaisio factory line 7で製造された飼料を購入したすべてのブタや家禽の飼育場から、糞便や飼料の検体を採取している(Kanatiiviste-Herkku, Yhdistelma-tiiviste, Mami-Tiiviste, Mami-Herkku super, Poikas-Herkku, Super-Mami puolitiiviste, Kanavilja-Herkku, Kana-Herkku Profit, Sian-Herkku Tiiviste)。これらの飼料は他のラインでも製造されているが、現在始められているサンプリング検査において、問題は認められていない。
[2] 少なくとも26カ所の養鶏所が汚染した飼料を入荷している
情報源: Helsingin Sanomat、2009年3月9日。
http://www.hs.fi/english/print/1135244150824
Raisio Feed Ltd.により製造された家禽飼料で認められたサルモネラ菌の広がりの調査は、数週間かかりそうである。これまでの予備調査では、少なくとも26カ所の養鶏所が汚染した飼料を入荷していることがわかっているが、農業貿易を介し、他の小さな養鶏所にも欠陥製品が流通しているかも知れない。2009年2月にはフィンランド西部の3カ所の養鶏所の産卵鶏においてサルモネラ菌が認められ、すぐにRaisio Feed Ltd.からの飼料が感染源とみなされた。今後、Finnish Food Safety Authority EVIRAは、Raisio Feed Ltd.と協力して、汚染した可能性のある委託販売品のリストを調査し、この調査の後、調査員が養鶏所よりニワトリの糞便から検体を採取することになるだろう。

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