感染症速報詳細

記事日付 20090313
タイトル B型肝炎-インド:(08) グジャラートGJ、再生医療廃棄物
国名 インド    
感染症名 B型肝炎
概要 少なくとも70人が死亡し、約240人が感染した。
和文 http://www.thenational.ae/article/20090312/FOREIGN/97643596/1103/NEWS
B型肝炎のアウトブレイクにより少なくとも70人が死亡し、約240人が感染した。その後、グジャラートGujarat stateでは何百トンもの再利用された医療器具が没収され、100以上の医療廃棄物処理者や22人の医師が過去1週間に逮捕されている。Gujaratの流行の中心となっているSabarkantha district、Modasa町の逮捕された2人の医師は、複数の被害者が彼らのクリニックで治療を受けていたことから、殺人として告発されている。警察によると、その医師は父親と息子で、同じシリンジや針を多数の患者に使用していた。プネPune's National Institute of Virologyの科学者達は、この非常に短い期間に患者を死亡させた可能性のある殺人ウイルスを、B型肝炎ウイルスの"dangerously mutated strain"(危険な変異株) と同定した。Jay Narayan Vyas, Gujarat's health ministerは、感染したシリンジや針などが私立医療機関の医師により使用されたために、急速に感染が広まったと思われ、政府はこの責任について厳重に対応すると述べた。「私立施設の医師や病院には取り締まる機能がないため、状況がさらに悪化した。私立医療施設の医師には法的義務や職務怠慢の刑罰がないため、標準以下の設備や器具を使用している」。医療器具の再利用はインドでは新しい問題ではない。The Indian Clinical Epidemiology Networkによると、年間国内で投与される30-60億の注射の31.6%は中古の器具が使用されており、肝炎やAIDSなどの血液媒介性のウイルス疾患が広がる可能性がある。「Gujaratの専門家は、州の多くのクリニックが安全ではないことに気づいているが、医師を最重要視するあまり、そのことに対してすぐに対応できていない」と、Dr Ramesh Shah, secretary of the Gujarat Pollution Control Boardは述べている。

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