感染症速報詳細

記事日付 20090314
タイトル Lupinosis-オーストラリア:ヒツジ (西オーストラリアWA州)
国名 オーストラリア    
感染症名 Lupinosis
概要 Sheep producers warned of lupin disease
和文 http://www.abc.net.au/news/stories/2009/03/12/2514393.htm
ヒツジ飼育農家に対し、大きな被害をもたらせるlupin diseaseから家畜を守るよう、注意が呼びかけられている。農業食糧局は過去2週間にthe great southern で5例のlupinosis(ルピナス症?)が報告されており、1件は、1か所で90頭のヒツジが失われた。この疾患は真菌を原因とし、重篤な肝障害をもたらせる。体力消耗や目の応戦などの症状が認められれば、すぐに農場から排除しなければならないと当局者が述べた。非常に強いトキシンtoxinであり、肝障害は重篤であると説明している。
[Mod.MPP注-Lupines (_Lupinus_ spp )は、家畜におけるLupine poisoning と lupinosisという2つの違う中毒の原因となる。前者はbitter lupinesに含まれるアルカロイドによる神経症候群であり、後者は主にsweet lupinesの摂取を原因とする、肝障害や黄疸を特徴とした真菌毒性疾患である。オーストラリアおよび南アフリカの重要な病気だが、ニュージーランドや欧州からも報告されている。forage crops(飼料)や穀物収穫の残さ、地中海気候帯のヒツジの飼料用などとして、sweet lupinesの利用が増えている。ヒツジや時にウシ、ウマなどが感染し、ブタの感染する可能性がある。特に黄色や白色のlupinesに含まれる、_Phomopsis_ stem-blightの原因となる_Phomopsis leptostromiformis_が、起因菌(真菌)である:青色のルピナスは耐性がある。.....]

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