記事日付 | 20090319 |
タイトル | 鳥インフルエンザ-チェコ共和国:不測の拡散 オーストリア(03) |
国名 | チェコ   |
感染症名 | 鳥インフルエンザ |
概要 | WHO、bio productsの移送厳格化を検討 |
和文 | http://www.ft.com/cms/s/0/d7a3e3d6-1237-11de-b816-0000779fd2ac.html 米国の製薬会社Baxterのオーストリア研究所からのH5N1検体が、Avir Greenhills Biotechnologyに供給されていた、大量の毒性の低いH3N2季節性インフルエンザウイルスに混入されていたことが最近明らかになった。2008年12月、H5N1はどういうわけかAvirに流通される前にH3N2に混ざっていた。2009年2月、このより強力なウイルスに暴露したフェレットがすぐに死亡してしたため、チェコ共和国の下請け業者によって混入が判明した。Avirの検体は、スロベニアとドイツにも送られていた。公衆衛生当局者は、生物製剤の移動に、より厳密な取り締まりの必要性を検討している。WHOやEuropean Centre for Disease Prevention and Control (ECDC)の専門家は、現存する、病原体の広がるリスクを最小限にするための国際規約が弱すぎるという懸念が高まっている今、今回の事件を監視している。ヒトに感染しやすいH3N2と、近年多くのニワトリや他のトリを殺しているH5N1の結合により、新たなヒトパンデミックインフルエンザの脅威となる変異ウイルスが起こる可能性がある。Baxter社は以下の点を強調している; 「H3N2株は複製欠損にされており、実験のためだけに厳重にコントロールされた研究室でのみ扱われているので、それがヒトを脅かすアウトブレイクを導く可能性はほとんどない」 「ウイルスに暴露した可能性のあるスタッフは全員検査を受け、抗ウイルス薬を予防投与されている」 「H5N1検体はパンデミックワクチンの研究のために供給された。このH5N1検体はベトナムで確認され、米アトランタのCDCによって会社に提供されたウイルスの変異体からなっている」 実験材料は研究室での検査にのみ製造され製品生産のためには使用されてはおらず、ヒトへの使用もなかった |
原文リンク |