記事日付 | 20090401 |
タイトル | 豚と人のエボラウイルスレストン株感染?フィリピン更新 |
国名 | フィリピン   |
感染症名 | エボラウイルスレストン株 |
概要 | 2009年2月16日に、フィリピン政府は、豚と毎日接触している屠殺場の労働者が、エボラウイルスレストン株抗体検査で陽性となったと発表した。 |
和文 | 2009年2月16日に、フィリピン政府は、豚と毎日接触している屠殺場の労働者が、エボラウイルスレストン株抗体検査で陽性となったと発表した。 2008年12月にフィリピンでエボラウイルスレストン株抗体検査が始まってから、141人中6名が陽性となっている。6名全員が豚との職業的な暴露があると報告されている。 フィリピンの保健当局は、検査で陽性と出た6人全員が、健康であるように見えると言っている。 豚から人への感染は最も起こりうる感染源であると思われる。 最初に人のエボラウイルスレストン株の抗体が1989年に報告されて以来、エボラウイルスレストン株の感染に関連した明らかな症状は報告されていない。 エボラウイルスレストン株抗体陽性はごく少人数のみで同定され、全員が成人健常男性でした。健康に対する脅威は、成人健常者については低いようだが、免疫機能不全の人、基礎疾患のある人、妊娠している女性や子供などについては不明である。人間におけるエボラウイルスレストン株の公衆衛生上の理解をするためには、より多くの研究が必要で、人への感染の危険性を減らす努力をするべきである。 エボラレストンウイルス種は、フィロウイルス科の人にとって高病原性であることを知られている他のエボラ種から成るエボラ属に属している。全てのフィロウイルス科のウイルスは実験室では最高レベルのバイオセキュリティーで扱われる。 フィリピンでの最近の症例は、エボラウイルスレストン株が初めて豚で見つかり、豚から人間への初めての感染が疑われると記録された。 |
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