感染症速報詳細

記事日付 20090330
タイトル 炭疽-フランス:検査室での曝露、情報提供依頼RFI
国名 フランス    
感染症名 炭疽
概要 5人の研究室職員が炭疽菌に曝露したため、病院に隔離されている
和文 http://www.actualites-news-environnement.com/20029-laboratoire-afssa-contamine-anthrax-bacille-charbon.html
Afssa [Agence francaise de securite sanitaire des aliments]の検査機関で、炭疽菌_Bacillus anthracis_による汚染が発生した。5人の職員が同菌に曝露したため、Maison-Alfortの病院に隔離されている。パスツール研究所内の the National reference lab for anthrax (Centre national de reference charbon (CNR charbon) 炭疽菌の指定検査機関)と連動するこの機関で発生した。 CNR charbonは、炭疽の疫学サーベイランスと集団発生事例からの分離菌の解析を行っている。
[Mod.MHJ注-動物病態学と人獣共通感染の研究所でどのような曝露があったのかについての情報が与えられていない。想像だが、1人が液体培養のガラス容器を落とし、室内にエアロゾルが発生した恐れがあると言うことではないだろうか。適切に設計された研究施設は [high efficiency particulate air (HEPA) filters付きの]陰圧で、施設内で発生した出来事は、施設内に封じ込められる。医療当局が鼻腔スワブを採取し、どの作業員が実際に曝露したかを調べることが望まれる。]

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