感染症速報詳細

記事日付 20090427
タイトル 米国、メキシコのおけるインフルエンザ様の疾患について
国名 米国 メキシコ   
感染症名 豚インフルエンザ
概要 アメリカ合衆国政府は、豚インフルエンザ(H1N1)の(カリフォルニア州の5症例とテキサス州の2症例)7症例の確定症例と9症例の疑い症例を報告しました。確定例の全7症例は、中程度のインフルエンザ様の症状で、1症例のみが入院の必要がありました。死亡例は報告されていません。 
メキシコの政府は、3つの別々の事例を報告しました。メキシコの連邦区では、インフルエンザ様の症状の監視は3月18日に始まりました。症例数は4月中に着実に増加しました。4月23日現在、首都における肺炎の症例の報告が854症例以上あります。このうち59症例は死亡しました
和文 アメリカ合衆国政府は、豚インフルエンザ(H1N1)の(カリフォルニア州の5症例とテキサス州の2症例)7症例の確定症例と9症例の疑い症例を報告しました。確定例の全7症例は、中程度のインフルエンザ様の症状で、1症例のみが入院の必要がありました。死亡例は報告されていません。 
メキシコの政府は、3つの別々の事例を報告しました。メキシコの連邦区では、インフルエンザ様の症状の監視は3月18日に始まりました。症例数は4月中に着実に増加しました。4月23日現在、首都における肺炎の症例の報告が854症例以上あります。このうち59症例は死亡しました。中部メキシコのSan Luis Potosiでは、インフルエンザ様の症状24症例と、3症例の死亡が報告されました。そして、アメリカ合衆国との国境近くのMexicaliからは、インフルエンザ様の症状4症例で、死亡例はなしと報告されました。
メキシコの症例のうち、18症例はカナダで豚インフルエンザH1N1と確定され、それらのうち12症例はカリフォルニア州から豚インフルエンザH1N1ウイルスと遺伝的に同一でした。
大部分のこれらの症例は、健康な若い成人に起こりました。インフルエンザは通常、若年者と高齢者に影響を及ぼしますが、メキシコではこれらの年齢層には重大な影響を及ぼしていません。
動物のインフルエンザウイルスと関連した人間の症例があり、複数のコミュニティでの発生による地理的広がりのため、さらに通常と異なる年齢層への影響を考慮すると、これらの出来事は非常に懸念されます。
この大流行で特徴づけられる豚インフルエンザH1N1ウイルスは、今までに、豚または人間では認められていませんでした。ウイルスは、オセルタミビルに感受性があり、アマンタジンとリマンタジンに対して耐性を示しました。

WHOが、これらのインフルエンザ様の症状の出来事がもたらす危険をよりよく理解するために、アメリカ合衆国、メキシコとカナダに保健衛生当局との恒常的な接触しています。WHO(そして、PAHO)は、現地の保健衛生当局とともに働くために、メキシコに専門家を派遣しています。フィールド疫学活動、検査室診断と臨床管理を増やす援助しています。さらにGlobal AlertとResponse NetworkのWHOのパートナーは待機態勢を取って、援助する準備ができています。
WHOはアメリカ合衆国とメキシコの率先的な報道とWHOとの彼らの協同作業に感謝し、さらに流行の原因を特徴づけるために働き続けます。
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