記事日付 | 20090511 |
タイトル | ハンタウイルス最新状況2009-米大陸:(06) 米国(ニューメキシコNM) |
国名 | 米大陸   |
感染症名 | ハンタウイルス最新状況2009 |
概要 | 女性1名が、2009年初のハンタウイルス肺症候群により危険な状態となった |
和文 | http://durangoherald.com/sections/News/2009/05/09/NM_has_first_09_case_of_hanta/ 8日、Santa Fe Countyの女性1名が、アルバカーキAlbuquerqueの病院で、2009年初のハンタウイルス肺症候群により危険な状態となったと、ニューメキシコNM州保健当局が発表した。州保健当局者が、この女性がウイルスに感染した場所の特定のため、環境調査を行っている。25才のこの女性は、現在University of New Mexico Hospitalで治療が行われている。州の公衆衛生獣医官によると、ハンタウイルスに曝露する人のほとんどが自宅あるいはその周辺で、特にマウスの糞のある締め切った場所の掃除のときに曝露しやすい。最良の予防策は、齧歯類が生息する巣や糞のある危険個所を避けることで、暖かい季節になったら、小屋や倉庫にはいる前に空気の入れ換えを行う必要があると述べた。ハンタウイルスは致死性となることもある疾患で、感染した齧歯類の尿・糞・唾液などからヒトに感染する。ウイルスを含んだ乾いた埃の粒子を吸い込むことで、ウイルスに感染する。初期症状としては、発熱と筋肉痛があり、その他、悪寒、頭痛、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛、咳などが認められることもある。曝露から1-6週間以内に発症する。ハンタウイルス感染症の特異的な治療法はないが、保健当局者は、早めに医療機関を受診することが回復のチャンスを高めると説明している。2008年、ニューメキシコNM州では2例のハンタウイルス感染が報告されているが、いずれも死亡した。12月にOtero郡の22才の女性が死亡し、3月にはTaosの男性1名が死亡した。 [Mod.TY注-西半球のハンタウイルスのほとんどが、ハンタウイルス肺症候群を起こす可能性がある。この報告には記載ないが、恐らくSin Nombre virusである可能性が最も高く、その齧歯類の宿主は_Peromyscus maniculatus_ (deer mouse http://www.wle.umaine.edu/faculty/Burns/burnsphoto6.jpg )である。] 地図 Santa Fe County, in central New Mexico http://quickfacts.census.gov/qfd/maps/new_mexico_map.html |
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