感染症速報詳細

記事日付 20090414
タイトル 鳥インフルエンザ-エジプト:ヒト(43)、毒性
国名 エジプト    
感染症名 鳥インフルエンザ
概要 十数人の非死亡患者が発生し、ウイルスの弱毒化が示唆されている
和文 http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=3D20601202&sid=3DakmwbqDeHpvE
エジプト政府当局はWHOに対し、2009年に十数人の非死亡患者が発生し、ウイルスの弱毒化が示唆されていることを受け、調査支援を要請した。今週にも、医師2名と科学者1名がWHOからカイロCairoに向けて出発すると、13日にジュネーブGeneva本部の当局者が述べた。この国連機関からのメンバーは、現地当局による、患者のH5N1鳥インフルエンザウイルスの感染様式と、ウイルス自体の疾患パターンの有意の変化についての調査に協力する。科学者らはパンデミックにつながる危険があるとして、十年間にわたりH5N1を追跡してきた。ウイルスが弱毒化した場合、より長期間にわたったヒトから咳やくしゃみを通じて感染伝播がおきるため、一層感染性が増す可能性がある。2009年にWHOに報告された12人のエジプト人患者の中で死者は発生していない。このようなデータは、アウトブレイクしているウイルス株の毒力低下の可能性があり、弱毒化し感染力は増強するタイプにウイルスが変化するリスクが認められている(20090412.1403)。エジプトのH5N1感染患者の生存は、素早い抗ウイルス薬タミフルによる治療を反映していると、ProMED-mailでは指摘されている。...

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