記事日付 | 20090512 |
タイトル | 鳥インフルエンザ-エジプト:ヒト(87)(SOHAG) 69例目の患者 |
国名 | エジプト   |
感染症名 | 鳥インフルエンザ |
概要 | Egyptian girl contracts bird flu, 69th case |
和文 | http://www.reuters.com/article/europeCrisis/idUSLA506331 5才のエジプト人の少女が、病鳥との接触後に高病原性鳥インフルエンザウイルスに感染したことを、10日政府系報道機関が伝えた。この症例で、エジプトでH5N1鳥インフルエンザ感染が確認された患者は69人となり、アジアを除いて世界で最も被害が深刻な状況となっている。鳥インフルエンザがヒトに感染することはまれであるが、専門家らは、変異してヒトの間で感染が容易となり、数百万人の死亡につながるパンデミックを引き起こすことを懸念している。保健省当局の話として、Sohag県のこの少女は、9日に入院したと伝えている。抗ウイルス薬Tamiflu (oseltamivir) による治療が行われており、状態は安定している。およそ26人のエジプト人が、同ウイルス感染により死亡している。感染した患者のほとんどが、国内の感染のあった家禽との接触による感染で、国内の500万世帯が、食糧源と収入源として、自宅で飼育する家禽に依存している。2009年4月、エジプト政府は、新型H1N1インフルエンザウイルス予防策として、国内に30-40万頭いるブタ全てを処分するよう指示した。WHOは10日、29カ国で4379人の新型ウイルス患者が発生したと報告しているが、エジプトでは1例も報告されていない。 [Mod.CP注-この69例目となる症例は、20090507.1708で述べられている、鳥インフルエンザA(H1N1)症例と特徴づける年齢特異性パターンに矛盾しない。] 地図 Sohag province (no. 24) http://en.wikipedia.org/wiki/Governorates_of_Egypt |
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