感染症速報詳細

記事日付 20090520
タイトル ダニ媒介性脳炎-ロシア:(イルクーツクIK)、疑い
国名 ロシア    
感染症名 ダニ媒介性脳炎
概要 Increases of suspected tick-borne encephalitis in Irkusk Oblast
和文 http://i38.ru/?doc=10049
the Irkutsk(イルクーツク) Oblastでは、小児217人を含め合計918人が、ダニによる刺咬のために医療機関を受診した。昨年(2008年)同時期の受診者は699人であった。最も多く刺咬が発生したのは、Irkutsk city, Irkutsk district, Angarsk, and Usolye-Sibisrkである。イルクーツク公衆衛生サーベイランスセンターから、この情報が出された。小児3人を含む合計9人が、暫定的にダニ媒介性脳炎と診断され、入院となった。このほか4人がboreliosis(ボレリア症)と診断され入院中であり、さらに4人の患者がダニ媒介性リケッチア症と診断されている。boreliosis の1人とricketsiosisの2人は確定診断された。1週間に425匹のダニで病原体検査が行われ、23体がtick-borne encephalitis virus を、 72体が boreliを保有していた。
[Cor.BAP注-ロシアの公衆衛生当局者は、温暖な気候になり、週末に郊外で余暇を楽しむ人が増えるにつれて、ダニ刺咬の報告が増加する、と関連づけている。医療センターでは、tick-borne encephalitis virus infectionに対するワクチンが提供されており、5月末までに 125 000人以上(小児86?人を含む)がワクチンを接種された。Irkutskは地方病感染地域であるため、これだけでは不十分で、、レクリエーション地域からのダニ排除の努力も併せて行われている]
地図 Irkutsk Oblast  http://vector-images.com/clipart.php?id=7082

原文リンク