感染症速報詳細

記事日付 20090513
タイトル 狂犬病-米国:(03) アリゾナAZ、野生動物
国名 米国    
感染症名 狂犬病
概要 Fast-evolving rabies virus found -- and spreading
和文 http://news.nationalgeographic.com/news/2009/05/090504-rabies-evolution.html
他の新型狂犬病ウイルスに比べ、northern-Arizona rabies strainは、スカンクやキツネの間での感染力をより強めた形に変異したと見ている。このウイルス株は、速やかに感染が拡大し、全米の狂犬病研究者らの注目を集めている。狂犬病に感染した動物が、ハイキングや道路でヒトを襲う例は珍しいことではなく、2009年3月27日にも、Chaparral in Cottonwoodのプールバーのビリヤード台の周りで、病に冒されたbobcatがプレーヤーを追い回す事件が起きている。big brown batsに多く見られる、感染性の狂犬病ウイルスが、スカンクやキツネの検査で陽性となることもまれではない。通常と異なっているのは、このウイルスが、そのkin(同族)に対して、咬んだり引っ掻いたりではなく、ヒトのインフルエンザの感染伝播のように、ただ単に一緒にいるだけでウイルスを感染させるような変異が起こったことである。通常、コウモリの咬傷を受けたスカンクやキツネなどの、二次宿主(感染種)は、最終的に死亡する。感染動物は指向性を失って死亡するが、(他者を)攻撃をしない限り、ウイルスを拡大させることはできない。スカンクについては、すでに2006年のEID誌の報告で、ウイルスの個体間の受動的な感染伝播が生じていることが分かっている。遺伝学的研究で、キツネもこの新たなウイルス株を互いに感染伝播していることが示唆されているが、専門家による検証は行われていない。...以下、長文、原文参照願います

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