記事日付 | 20090522 |
タイトル | リーシュマニア症-イラク:(マイサーンMA) |
国名 | イラク   |
感染症名 | リーシュマニア症 |
概要 | 約200人のリーシュマニア症患者が、南部Missan [Maysan]地方で報告された |
和文 | http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/IRIN/c05322ce32b8560c7e9371f1fd1e0598.htm 約200人のリーシュマニア症患者が、バクダッドBaghdadの南約350kmにある、南部Missan [Maysan]地方で報告された。19日に現地当局者が明らかにした。都会と農村部双方を含む州内各地から、年齢も様々な190例のリーシュマニア症患者を登録している。現在感染は制御されつつあり、発生地域の監視が続けられている。リーシュマニア症は、Baghdad boil、oriental sore, Aleppo button, Jericho boil and Delhi boilとも呼ばれている。最重症型の内臓リーシュマニア症では、臓器不全や死亡に至ることもある。メスのスナバエによる刺咬で感染が伝播される。イヌなどの動物も感染し、ヒトへの感染源となる。特定の齧歯類が主要な保有動物と考えられている。発生地域の住民は、野外や衛生状態の悪い中で睡眠をとる傾向にある。WHOによると、リーシュマニア寄生虫のうち、約20種類のspecies or subspeciesに感染性があり、発熱、全身倦怠、体重減少、貧血や内蔵型では、脾腫や肝・リンパ節腫大などの原因となる。最も多い型である皮膚リーシュマニア症では、1-200個所の単純な皮膚病変が認められ、数ヶ月で自然治癒するが、醜い跡が残る。潜伏期間は最大6ヶ月で、医師によると、多くの人々が知らずに感染している可能性があると言う。 [Mod.EP注-イラクではリーシュマニア症が広く蔓延しており、ProMED-mailでは、2008年5月に南部の州からの報告を行っている。sandfliesが感染伝播を行い、 small rodentsがreservoirsの役目を果たしている。感染予防対策は、vector and rodent controlである。] 関連項目 20030602.1348:the WHO statement concerning visceral leishmaniasis in Iraq, published in ProMED-mail 地図 Maysan province: http://healthmap.org/r/00cP |
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