記事日付 | 20090528 |
タイトル | Triphenyltin-中国:sturgeon チョウザメ (長江) |
国名 | 中国   |
感染症名 | Triphenyltin |
概要 | Deformities in Chinese sturgeon linked to chemical 塗料の有機スズ化合物によるチョウザメの奇形 |
和文 | http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/T98308.htm 中国で広く使われている塗料が長江に流出し、希少な野生の中国チョウザメsturgeonに奇形を発生し、その個体数減少の容易となっていることが、調査により判明した。the Proceedings of the National Academy of Sciences誌掲載のこの報告(http://www.pnas.org/content/early/2009/05/25/0809434106.abstract)によると、調査した研究者は、長江で捕獲される若い(幼い)チョウザメが、かなりの割合で単眼または無眼もしくは骨の奇形があることが分かった。1億4千万年前から地球上に生息するChinese sturgeon中国チョウザメは、中国で、第1級保護動物になっている。成長が遅いこの魚類は、錫tinが含まれる塗料のtriphenyltin (TPT トリフェニルスズ)が高度に蓄積される環境にある。この研究者らは、長江のthe Three Gorges Damの下流38kmにある、the Gezhouba Damの産卵場から、産卵後2-3日のChinese sturgeon larvae(卵)を捕獲し、これを湖北省Jingzhou 市の研究施設で孵化させたところ、6.3%に骨格の異常が認められ、1.2%が無眼または単眼しかなかった。長江で自然に産卵・孵化するwild Chinese sturgeon卵にとって、母親から卵に移行するTPTが、大きな脅威をもたらせていると、著者である北京大学の研究者が述べた。TPTは、船体や漁網の保護目的に広く使用される塗料で、中国では作物の防かび剤としても使用されている。TPTの誘導体も、水田のカタツムリ除去目的に使用されている。以前の調査では、Chinese sturgeonの個体数の漸減は、the Three Gorges Dam and Gezhouba Dam建設による、産卵数の減少が原因とされていた。...続く、原文参照願います [ModTG注-Triphenyltinはorganotin compound(有機スズ化合物)であるため、多くの種に生殖や発達上の影響を及ぼす可能性がある。このような影響が生じる場合、母親の臓器にとっても、ほとんど毒性レベルに達している。有機スズ化合物は、内分泌器官のほか、眼などの感覚器官にも障害を及ぼす。そのような作用のメカニズムはよく判っていないが、どのような作用が発生するかは良く理解されている。Toxicantsは通常、時間および用量依存性である。この研究によると、チョウザメがどの程度の期間曝露していたか明らかにされていないが、おそらくある程度長い期間であったと思われる。dilution is the solution to pollution(希釈こそが汚染の解決法)であることを認識し、the time is long, despite the dose(量にかかわらず、[希釈されるまでの]時間は長い?)の理論を実行し続ける努力が必要である。この特定の化合物にチョウザメがどれくらい感受性があるか(濃度の問題か?)についても、明らかにされていない] 地図 the Yangtze River and the Three Gorges Dam Reservoir http://www.chinaodysseytours.com/maps/photo/yangtze.gif |
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