記事日付 | 20090602 |
タイトル | チクングニア-タイ:(TRANG TG)、死亡例(19) |
国名 | タイ   |
感染症名 | チクングニア |
概要 | チクングニアに感染した妊婦から帝王切開で生まれた生後6日目の新生児が、呼吸障害で死亡した |
和文 | http://nationmultimedia.com/2009/05/31/national/national_30103997.php 5月30日Trang Hospitalの院長は、生後6日目の男児が、タイ国内では初めて、蚊族媒介性チクングニア感染によって死亡したと考えられると述べた。23日、Trangの医師らは、2700gの胎児を救うべく、28才のチクングニア感染妊婦の緊急手術を行った。出生児は、酸素欠乏により軽度の酸素濃度の低下が見られ、ICUに収容された。30日の同院長の説明によると、児は呼吸器の合併症により死亡した。新生児は母親の血液からウイルスに感染し、身体中の40%に浸透していた(?)と述べた。同病院には、このほかに10人のチクングニアウイルス感染妊婦が厳重な医療観察下にある。 [Mod.YMA注-2009年、5月19日の時点で患者数500例以上と報告されていたタイで発生した、初めてのチクングニア感染関連の死亡例は、南部Trang県の生後6日目の低出生体重児であった。感染経路は、経胎盤である可能性が最も高い。南部地方では、2009年5月にチクングニアウイルス感染例の増加を報告しており、Trang, Phuket, and Krabiの各県でのアウトブレイクが、以前にも報じられていた。...チクングニアウイルスの感染例は、23の県の20541人となっている。] [Mod.JW注-CHIKの症例で、呼吸器症状が報告されたことはないが、基礎疾患の患者がCHIK感染した場合には、多臓器不全例が見られることが知られている。Reunionの医師は、母児感染が強く疑われる、数例の新生児の報告を行っている(20060124.0230.)。このタイからの報告には、緊急帝王切開の理由は示されていないが、CHIK感染が第一の死因とされていることは、納得しきれない] 地図 Thailand showing the geographic regions http://thailandforvisitors.com/general/regions.html |
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