記事日付 | 20090617 |
タイトル | ペスト-リビア:(AL BUTNAN BN)、腺ペスト |
国名 | リビア   |
感染症名 | ペスト |
概要 | 20年ぶり以上となる腺ペストの感染流行が発生した |
和文 | http://www.reuters.com/article/healthNews/idUSTRE55F42820090616 リビア政府当局は、地中海沿岸の町トゥブルクTubruqにおいて、腺ペストの感染流行が発生したことを報告し、WHOから調査チームが派遣されることになったと、16日にWHOの当局者が明らかにした。およそ16-18人の患者が報告されており、中世に黒死病と呼ばれたペストがリビアで発生するのは、20年ぶり以上のこととなると、WHO関係者が述べた。報告では腺ペストとされているが、事態の全体像は把握されておらず、17日、WHOのチームがリビアに入り、確定患者の有無などを調査することになっている。政府当局からの暫定的な情報によると、死者1人を含め16-18人の患者が報告されており、トリポリTripoli は国際団体の支援を要請している。新たな患者が報告されているトゥブルクは、エジプトとの国境から約125kmに位置し、数十年前にもペスト患者が発生している。エジプトはH1N1ウイルスの感染流行対策に取り組んでいるが、ペストは報告されていない。WHOの報告によると、世界中で毎年1000-3000例のペスト患者が発生しており、最近の5年間で患者数が多かったのは、マダガスカル、タンザニア、モザンビーク、マラウィ、ウガンダ、コンゴ民主共和国の各国であった。米国でも年間およそ10-20例の患者が発生している。 [Mod.LL注-1976年のリビアのペストの原因は、感染したラクダの肉を食べたことによるとされている(要約の紹介)。2005年のサウジアラビア(ラクダの骨髄などからペスト菌検出)と、1997年のサウジアラビア国境付近のヨルダン(いずれも同じラクダの肉を食べた12人)でペスト流行が報告されていること..感染源は触れられていないが、感染したラクダやノミの関係が示唆される....原文参照願います] 地図 Tobruk or Tubruqは、Libya北東部の半島にある港湾都市で、Egyptに近い 中心地はAl Butnan District (formerly Tobruk District) http://en.wikipedia.org/wiki/Tobruk |
原文リンク |